2010年12月20日
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「屋敷神」の分布は予想以上に広いらしい

Written By: 川俣 晶連絡先

 何気なくチャットで話題を振ったら、突然、話題が燃え上がってきました。

  • 元調布住民、現滝沢村住人の方: 調布にはよくあった。滝沢村には小さなほこらなどはよくある
  • 伊勢志摩出身の方: 本家にあった (最初は知らないと言っていたが、ウジガミという言葉が出たら、それなら分かると急に変わった)

 やはり、家や土地に強く根付いたもので、あらためて言われてもすぐピンと来ないような存在ということのようです。

 とすれば、やはり「なぜ屋敷神があるか」よりも、「なぜ下高井戸で見かけないか」を問いかけた方が良さそうです。

雑感 §

 みんな知ってる常識を自分だけ知らずに足下が崩れたような感じです。

 一般家屋内に鳥居やほこらがある事例を知らないわけではありませんが、滅多に話題にならないし、実際に見るケースもけして多くないので、かなりレアなケースだと思っていました。しかし、どうも調べていくとそうではないですね。道を通りか掛かった他人に見せる存在ではないからあまり見えないだけで。

 ちなみに、この種の地域間常識の落差はパソコン通信の時代からよくあったことで、九州や北海道の人とチャットすると常識の差に驚くことはありました。しかし、今回の「屋敷神」に関してはそれとは違います。とても身近な部分でかなりの認識の落差がありそうです。

 だから、問題の焦点は「屋敷神」よりも「下高井戸」にあります。

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